内装

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内山手漉き和紙の壁紙

和紙はパルプ、コウゾ、三椏、ケナフ等の自然植物を原材料としているため
身体に害がなく燃やしても環境を汚すことはありません。(くん炭もしかり!)
新聞紙の例を挙げるまでもなく、本来紙の持つ性質として保湿効果もあります。

和紙壁紙は呼吸している為自然に室内の湿度やホコリを吸収する性質があり時間の経過とともに
風合が良くなっていくのが魅力です。
刺激臭や不快臭の原因となりうる接着剤も無害なものを選んでいます。
(化学性の接着剤はなくてもひと昔前はお米がノリの役目を果たしてましたよね♪
体に優しい接着剤だってあるはずです)

ビニールクロスは貼った直後が一番美しく時間が経つほどに汚れていき
補修となると壁一面貼り直しが必要ですが
和紙は時間が経つほどに風合いが増し
必要箇所に応じて(60㌢×90㌢サイズを組み合わせて)貼り替えが可能です。

そして和紙の壁紙は湿度の高い時は湿気を吸収し、また低い時には蓄えていた湿気を放出する
調湿効果があります。
しかも和紙の場合は洋紙より繊維の隙間が大きい為、保温効果も抜群です。
また、紙の繊維が光を乱反射するため日光や照明の明かりがとても柔らかく感じます。
音も分散乱反射するため柔らかくなります。

暮らしと共に変わりゆく和紙独特の表情をお楽しみ下さい。

内山手漉き和紙の壁紙
内山手漉き和紙の壁紙

珪藻土・漆喰の塗り壁

漆喰には「ホルムアルデヒド」の吸着分解機能があり、
漆喰や珪藻土自体アルカリ性であることから、抗菌・防カビなどの効果も期待されています。

日本では、漆喰・珪藻土の原始的な物が縄文時代からあったとされており、
古墳の壁画や、飛鳥時代の法隆寺などにも使われています。
戦国時代には、漆喰・珪藻土の白さは権力の象徴となり耐久性・防火性能に優れた機能を持っていたことから、
財産を守る目的として多くの城郭に使用されていました。
江戸時代には、これらの長所を活かして、裕福な商人屋敷や神社仏閣に使われるようになり、
漆喰・珪藻土は長く日本の建物の材料として使われてきました。

容易で低価格なビニールクロスが主流な現代、
室内の空気は建築部材や家具などから放出される有害な化学物質を含んでいる事がわかり、
化学物質過敏症の主な原因とされる「ホルムアルデヒド」の吸着分解機能がある建材として
昔から馴染みのある漆喰や漆喰が近年注目されはじめています。

漆喰や珪藻土は、主原料である消石灰に「糊」になるツノマタ(海藻を炊き、抽出したもの)、
割れを防ぐための「つなぎ」になるスサ(麻やワラなどの繊維)を加え、水で練り上げて作り
塗ったあと、表面から乾燥し石灰のかたまりになっていきます。
空気中の二酸化炭素を吸いながら、長い時間をかけ硬化(石化)していき
その速度は厚み1㎜に対して約10年かかるとも言われています。

『漆喰・珪藻土』の壁仕上げには5㎜以上塗るので、塗り厚が厚いぶんだけ手間も年月も
かけ耐久性・耐火性・防カビなどの効果が大きくなります。

まさに現代版古き良き土壁、手塗りによる壁の表情も魅力となり住まいのアクセントとなるでしょう。

珪藻土・漆喰の塗り壁

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